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| ◆夏の9時間耐久まつり2017inセントラルサーキット◆ 
 
 
	
	| 今年もやって来た!夏の9時間耐久まつり2017 8月6日兵庫県セントラルサーキットで開催されたTWO×FOURさん主催、夏の9時間耐久まつりに参加しました。
 「心一つに」をユニコルセレーシングチーム今年のテーマ(誰がきめた?^^)に2連覇目指して頑張ります。
 今年はなんと42チームのフルグリッド参加、お断りしたチームもあったようでどのチームも活気に溢れ大盛況でした。
 
  
 ■Team UNICORSEの9時間耐久レースは、7月にもう始まっていた・・・■ 7月16日岡山国際サーキット、 Tipoオーバーヒートミーティングから今年の9時間耐久は始まっていました。
 昨年の反省点の一番はドライバー交代とタイヤ交換。
 とにかく他チームに比べてものすご〜く遅かった。
 これを改善すべく7月から皆で猛練習。
 タイヤ交換がなんとか50秒足らずで出来るようになりました。
 
  ■キーポイントはドライバー交代とタイヤ交換、繰り返された練習の積み重ね。■ 9時間耐久を1週間後に控えた7月30日。 この日もチームメイト全員参加で炎天下の下、
 給油・ドライバー交代・タイヤ交換を猛練習。
 悪い所、不足な点、改善が必要な点をもう一度洗い出し。
 給油機の不具合は無いか、
 ドライバー交代時のハーネスやシートレールの位置決め、
 ジャッキアップポイントやジャッキそのもや作業グローブに至るまで、
 ありとあらゆる視点でもう一度皆でよ〜く考えました。
  ■今年はよけいに負けられない。■ マシンは昨年同様SAGAコルセ号で戦います。 ディフェンディングチャンピオン、今年は負けられません。
 先ずは耐久マシンを1から見直す所からはじめました。
 それはエンジン、ミッション、デフ、クラッチ、ドライブシャフト、ハブ、ボルト、ナットまでの全ての駆動系のリフレッシュから始まり、
ラジエター・オイルクーラーの冷却装置のバージョンアップ、カナードの追加などの空力対策、タイヤ選択までありとあらゆる視点から「耐久レース」というカテゴリーに「速い・強い」マシンを作り上げる事を目標に作業を行いました。
 うん。今年は負けられない。
 
  
  ■昨年よりも成長したチーム体制を■ 去年の反省を踏まえマシンの準備が整ったら次はドライバーを含めたチーム体制の準備です。 メンバーは今年もアルファロメオチャレンジやユーロカップに参戦しているドライバー達が集まり、ステアリングを握ることに。ドライバー全員が定評のあるスター選手という精鋭チームです。
 萬代組長選手・MOTOTINO選手・SAGAこるせ選手・M.KNPEHEHKO選手・KENZI大川選手(兼チーム監督)、年齢は50代+40代のおっさん5名です。
 今年は昨年苦労したサポート陣営を強化、MC,Missyこと三嶋クン、北邨さん、石橋さん、塚本さんにご婦人方3名。
 総勢13名のTeam・ユニコルセ2017で臨みます。
  ■さあ、2連覇目指してレース開始だ!■ 台風5号の接近があり、今週は天気がとても不安定。当日の天気も予報では晴れですが、ざっと一雨くるんじゃないかとレインタイヤも準備しました。 当日は快晴、絶好の耐久日よりとなりました。ピットは昨年にも増して完璧な設備、ドライバー、ピットクルーのコンディションも万全です。
  
   ■激戦の予感。予選は絶対にポール!!■ 午前7時15分バタバタしているうちに予選がスタート。 今年も予選はもちろんマシンのオーナーでもあるSAGAコルセ選手。
 予選専用ニュータイヤを投入、マシンをいたわりながらも渾身のアタックを見せたSAGAコルセ選手。
 昨年のタイムを2秒上回る、1分30秒658で見事ポールポジションを獲得!
 まずは決勝に向けて幸先の良いスタートです。
 今年から投入の新ラジエターの効果もあり油温が素晴らしく安定。
 決勝が楽しみです。
 (この時はあんな激闘が待ち受けているとは誰も予想していませんでした。)
 ★予選アタック車載映像はこちら>>>
 
  ■レーススタートから1時間。M.KNPEHEHKO選手いきなりスピンで一次9位転落(-。-;)■ 午前8時ローリングスタートで9時間耐久がついにスタート。 第1ドライバーは去年と同じくM.KNPEHEHKO選手。タイヤの皮むきをするため、最初の数周は慎重に・・・、と5周目、裏の登り区間でいきなりオイルラインに乗りスピン!(みさなんゴメンナサイ・本人談)でトップから一気に9位まで転落。
 これでお尻に火が付いたM.KNPEHEHKO選手はマシンをいたわりながらも激走。次々に先行車をパスし、50分のスティントを何とか1位で終え再び第2ドライバーSAGAこるせ選手にバトンタッチ。
  今日初めての給油でちょっとしたロスがあり、1時間経過時点でトップから1周遅れの5位でピットアウト。他のチームもアベレージを上げてきているので思ったようなレース展開にならずチーム内に不安がよぎります。とはいえ、まだまだ残り8時間。 ★1ST車載映像はこちら(ちょっと長いです)>>>
 
   ■2時間経過。SAGAコルセ選手快調に追い上げ赤旗中断はさみ一時はトップに。■   SAGAこるせ選手にバトンタッチ後、この日のファステスト1分31秒790を叩きだし、快走します。担当スティント残り20分を残して突如、長〜い赤旗中断に。 
  事故車両回収後、赤旗時順位で再びローリングスタート。流れを変えるべく、ユニコルセ156は直ぐにトップに復帰してピットイン、3番手萬代選手へ交代&給油。(給油担当2名がパーフェクトな仕事!) 
  しかしピットアウト後2時間経過時点でトップと1周差の5位、チーム内に微妙に焦り感。 ★2ST車載映像はこちら(途中まで)>>>
 
   ■3時間経過。ライバルチームがペースアップ、SCのタイミング悪く2LAP遅れのまま。■   3番手萬代選手へ交代後、必死の追い上げを見せるものの、ライバルチームもペースを上げ、なかなか追いつけません。 しかも給油回数が多いユニコルセはどうしてもライバルに比べ、ピットでの作業が重なるので、その都度、差が開いてしまいます。
 
  こうして一進一退を繰り返しながら4番手MOTOTINO選手へ交代&給油。 ココで左前タイヤを交換、3時間経過時点で2LAP遅れの5位。
 
  午前11時も過ぎ、気温はグングン上がって来ましたが、幸いユニコルセ号の油温は安定しているので、MOTOTINO選手はペースアップし淡々と上位を追いかけます。 
  総合4位まで素晴らしい追い上げを見せるも再びSCが入り、築き上げたマージンを差し出す形になります。 5番手M.KNPEHEHKO選手へ交代の時点でいまだに2LAP遅れのまま。
 
  今後タイヤ交換の時間を考慮すると、さらにペースを上げる必要があります。 どうする?!チームユニコルセ。ピンチか?!
 
   ■4時間経過。5番手M.KNPEHEHKO選手激走!総合2位浮上!!■   5番手M.KNPEHEHKO選手にバトンタッチ後、1スティント目スピンミスを取り戻すべく(本人談)、1分32〜33秒台連発で激走・猛追を開始。 ライバルチームのピットインのタイミングもあり、一気に同一ラップの総合2位まで浮上!首位が視界に入りました!
 6番手SAGAコルセ選手に交代&給油ピットアウト後の4時間経過時点ではトップとの差25秒で2位、これまたSAGAコルセ選手の猛追が始まります。
 
  いやあ今年も老眼オジコルセの二人はがんばっております!
   ■5時間経過。6番手SAGAコルセ選手〜7番手KENZI選手トップ奪取。SC好タイミングで1ラップリード!■   6番手SAGAコルセ選手も1分32〜33秒台連発の絶妙の安定感でトップを奪取。 約30秒のマージンを稼いだ所でSCが入り、緊急ピットイン。
 (この判断が良かった!)
 
  7番手KENZI選手に交代、ドライバー交代&給油交を素速く終えピットアウト。コレが功を奏し1ラップリードとなりました。 フロントタイヤはかなり厳しい状態ですが、そこはさすがKENZI選手、タイヤ温存の1分33秒台をKEEP、約3分のマージンを築きました。
 (ちょっとコースアウトで滝汗でしたが、さすがの仕事っぷりです・)
 
  お次は8番手萬代選手。ココでこの3分のマージンを生かすべくフロントタイヤを左右交換します。 
  さあ今まで何度も練習したアレ、給油+ドライバー交代+タイヤ交換の出番です。 ムードメイカーのキタムラ・ミシマペアが盛り上げて、タイムは1分34秒!!
 1ラップリードでコースイン!やりました!!練習の成果が出た瞬間でした!!
   ■6時間経過。SC入るも1周リードを死守!■
     8番手萬代選手はリードをキープしながら好調に走行中でしたが、インカムを通して不安な連絡が。「なんだかガソリン臭い」。 この時キャニスターが破れ始めていたのです。うぅ、、、やはり耐久は何が起こっても不思議はない・・・。
 9番手は再びMOTOTINO選手が好走、SCが入りバタバタして6時間経過時点でまだ1ラップ以上のリードを保ち、総合1位です。
 しかし周りのチームも後半戦に入り、決死の走行で追い上げて来ます。
 余裕なんかこいてられへん!我々もペースを緩める事が出来ません。マシンがかわいそうですが、そのままのペースを維持しての走行です。
 そして総合1位のままMOTOTINO選手から10番手M.KNPEHEHKO選手に交代。
   ■7時間経過。先の見えないレースが始まる・・・。■
     総合1位のリードを保ったままさぁ、ピットアウト!と思った瞬間、げ、、エンジンが掛からない(@_@;)※ ヤバイ!!!何度かセルを回すとエンジンが始動。
 ここに来て何でや!やばい! めちゃくちゃやばい!ピットアウトするとトップはキープしたものの同一ラップになっていました。
  ユニコルセピットに異様な緊張感が走ります。  マシンを考えるとあまり無理が出来ない状況ではあるけれど、首位は渡せない!またまた激走の末(キレネンコ氏、脚がつってほんとに激走でした)1ラップをリードしピットイン、11番手KENZI選手に交代。  が、ここでまたエンジンが掛からない(+_;)いやぁぁぁーーー!!!ひどいっ!今度は全然掛からない※。 まるで砂時を計見ているかのように、どんどんマージンが無くなる。どんどんどんどん・・・。
 一秒一秒が永遠に感じるとはこの事か・・・・・。
この時点で20秒差の2位にポジションダウン。
 でもあきらめないユニコルセです。絶対に勝ちたいユニコルセです。遅れを取り戻すべく激走の末、7時間経過時点でトップに返り咲き8秒のリード。
  ※エンジンが掛からなくなったのはガソリンがパイプ内でパーコレーションを起こしたのが原因と思われます。
   ■8時間経過。最後のスティント!エンジンよ掛かれ!!■     その後KENZI選手は更にリードを広げ、ライバルのチームが流石のチームワークで短時間でピットインを終え、数分後にユニコルセチームもピットイン。 問題のエンジンよ一発で始動してくれ・・お願いっ!!・
 「フォン〜!!!」やったー!掛かった!!SAGAコルセ選手が白煙を上げながらダッシュでピットアウト。
 その後、約15秒遅れの2位から、今日一番の集中力で首位に返り咲き、なんと約18秒までリードを広げます。
 
  勝利が見え始めたラスト数周、「ガス欠なるかも〜!!」の緊急連絡がSAGAコルセ選手から飛び込んで来ました。 全員の顔から笑顔が消えます。ざぁぁぁーっとみんなの血の引く音が聞こえました。マジで。
 突然ペースが1分41秒台になり、マージンがあっと言う間に無くなります。もう、祈るしかない、、、。
 ラスト1周、2位を走るチーム恵比寿さんのBMWとその差はわずか一秒!!あとはガソリンが足りてくれる事を祈ってアクセルを踏み続けるSAGAコルセ選手でした。
  ■激走290周!ついに2連覇達成!!■     ラスト1周、サーキットが静まりかえり、トップ2台のエキゾーストがヘアピンから聞こえて来ます。 下りに入った・・・。
 立体交差・・・。
 サーキット中の視線が最終コーナーに注がれます。
 誰が1番に姿を現すんだ・・・。
 
  ゆらゆらと陽炎のアスファルトの向こう側に現れたのは、、、 
 アルファロメオだっっ!SAGAコルセ選手だ!!
 やったー!!優勝です!!!
 やりました2連覇です!!!!
 
 
    ★ポールポジション ★ファーステストラップ
 ★クラス優勝
 ★総合優勝
 
  完全優勝でした。\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
  ■ありがとうございました。また来年へ向けて■耐久レースには独特の時間軸が存在します。 短いようで長く、長いようで短い9時間。最後のチェッカーを受けたとたん、こみ上げてくる熱い感情は他に例えようがありません。
 9時間、心を一つにしてチーム全員で挑戦してきた、その時間に感動して、泣けてきたりもします。
 この瞬間に味をしめて毎年、挑戦したくなるのかも知れません。
 完走して戻ってくると、隣のピットの人達や並んだ他のチームの人達が拍手で出迎えてくれるのも、嬉しい瞬間です。
 今年は注目されている分、去年の優勝はマグレと思われないようにプレッシャーもハンパないものがありましたが、無事完走&優勝できて本当に嬉しかったです。
 一つ一つを丁寧に重ねること、最後まで諦めないこと、いろんな事を毎回教わっているような気がします。
 でもやっぱり、チーム全員、楽しみながら、この経験から何かを学びながら挑戦を続けていきたい、それが一番かな、思います。^^
 今回、出会った、関わった、参加したすべての人達とイベントに感謝です。ありがとうございました。
 UNICORSE
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 ■当日のタイムスケジュール
 
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