2011年アルファロメオチャレンジ関西第1戦　岡山国際サーキット

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◆◆2011年アルファロメオチャレンジ関西第1戦　岡山国際サーキット◆◆

2011年ARCA関西開幕戦ー
天候：雪のち晴れのち雪のち晴れ。
連休３日間は全国的に大荒れの予報。予報に違わぬ荒れた天気に、事務局さんも路面も車もドライバーも翻弄され続けた関西開幕戦2011となりました。

前日は雪でほぼ、クローズ状態。走り込みを予定して、早くからサーキット入りしていた関東からの遠征隊や、前泊ユニ飯組もなすすべ無く、雪の降りしきる暗い空を恨めしそうに見上げるばかりなのでした。

当日は雪でおよそ50分遅れ。朝一、受付時は路面がアイスバーンになっていて、コース脇には大量の残り雪。日が照っている所はドライだし、日陰は凍ってるし、寒いし、怖いし、路面コンディション最悪やん！

今回は関西ARCA始まって以来のエントラント数でした。
ETCCやタイムトライアルクラスを含めても総台数が40台。台数が少ないにも程があります。
一昔前、関西エリアが全盛を誇っていた頃は、全てのピットがアルファロメオで溢れかえっていました。
私が現役で走っていた7年程前の決勝ともなると、最終コーナーのまだ向こうにまでグリッド整列していたんですよ。(シグナル見えへんっちゅーねん！でもほんとの話(^^))
今現在、エントラントが激減している影には、関西の景気の低迷が要因の一つであることは間違いなさそうですが、出ても、出なくてもどっちでもええんやけどなー。と思っているのなら、是非、エントリーして下さい。一人一人の”走る気”が関西のARCAを支えていくんだと思うんです。だって、関西でアルファロメオでちゃんとレース出来るイベントがなくなったら寂しいじゃないですか？

レースA(ラジアルタイヤクラス)
総台数が特に少なくレース中にもかかわらず、Hストレートで何十秒も空いてたり・・・・。本来ならこのクラスが、一番台数が多くなければいけないのですが・・・・。(T.T) それでも我がチームからは頑張る2人のドライバーがエントリー。


■AR150-6(ラジアル/Sele) ★吉川　伸介　GT 2.0/Sele(CarNo.87) 1ヒート目：クラス3位・総合13位 2ヒート目：クラス3位・総合12位かねてからの懸案であった脚回りを強化。リアパラのピロー化とバネレートアップ(Ｆ-8kg/mm Ｒ-4kg/mm)から(F-16kg/mm Ｒ-8kg/mm)へ。コーナリング時の安定感が格段に良くなりました。特に高速コーナーのどアンダーと超ロールが軽減。加速時のトルク抜けを解消し、踏んだら前へ進むGTへと進化しました。Baseは整った。ここからが真骨頂！


★山口仙祐　156 Sele/2.0(CarNo.10) 1ヒート目：クラス2位・総合12位 2ヒート目：クラス2位・総合11位ＬＯＶＥ156♪すでに走行１０万ｋｍＯＶＥＲ！多走行の１５６でもここまで綺麗に速く走れると言うお手本です。かつてのsagaコルセ号(156TS)もそうでしたが、10万km越えで調子のいい156はこまめなオイル交換で大事にされています。 156を愛するならオイルも愛せ、がキーワードですね！

レースB(Sタイヤクラス)
激戦MR200は素晴らしいレースを見せてくれました。TOP4台のタイム差が1秒以内におさまり、テールtoノーズ、サイドbyサイドの白熱展開。これぞ醍醐味！という感じでした。新クラス、SR2の導入でMR200のマシンの格差が少なくなったのもこのクラスの良いところです。今回はお休みした方が多かったようですが、このクラスは各チームとも気合いが入っていますね！


■MR200(Sタイヤ/TS/2.0) ★井上　達矢　 147 TS/2.0(CarNo.88) 1ヒート目：クラス5位・総合15位 2ヒート目：クラス5位・総合15位軽さと日々進化していく145勢がTOPを占めるMR200。重量的に圧倒的不利な147で孤軍奮闘しているのが井上さん。いや、一気に3~4秒速くなるパーツがあるのも事実。あえて入れないところに、「まずは腕から！」という強いポリシーを感じる。


★石橋　義明　 145 TS/2.0(CarNo.84) 1ヒート目：クラス2位・総合10位 2ヒート目：クラス2位・総合11位お仕事が多忙で今回の参戦は前日まで諦めていた84号車さん、ぶっつけ本番で出てみればチームメイトの五十嵐さんと1-2フィニッシュ！ドライビングも安定していますし、バトル中も冷静な判断で抜きつ抜かれつを楽しむ余裕も見せている。上位3台のバンパー・to・バンパーが実に綺麗で、2004年あたりの畑本・塚本・山本-の関西ARCA-145”3本”勝負を彷彿させました！ 2位表彰台おめでとうございます！


★五十嵐　達也 145 TS/2.0(CarNo.44) 1ヒート目：クラス1位・総合9位 2ヒート目：クラス1位・総合10位 MR200をデビューウィンで飾りました。前クラスでもデビューウィン、負けナシでクラスアップ。あんまり速なると、すぐにSR-2に放り込まれるでー!なんてチームメイトから言われていました。 Sタイヤにもすぐ慣れるし、車もすぐ見切る力量があります。センスなんでしょうねぇ〜。デビュー・ウィンおめでとうございます！


★宮本　純 145 TS/2.0(CarNo.38) イベントが始まる前の岡国4S練習枠にてリタイヤ。(T.T)

■ETCC500(Sタイヤ) ★山本　育宏(ANDARE) ルノークリオ(CarNo.19) 1ヒート目：クラス2位・総合17位 2ヒート目：クラス2位・総合7位今回もお客様のRenaultクリオクープで2回目代打エントリー。シーケンシャルもすっかり慣れて、1H目は見事なガス欠を披露しました。 2H目、最後尾に転落、最後尾スタートから7番手までの追い上げは流石の腕前。冬になると語られる、”雪の夜ピットロードに熊が出た”伝説は今年も聞く人々の笑いを誘ったのでした・・・・。


★山田太郎? ロータスエラン(CarNo.202) 1ヒート目：クラス1位・総合4位 2ヒート目：クラス1位・総合5位三田の怪人、独創的な発想と行動力でエランをサーキット仕様にDIY。前日も遅くまでピット作業をしていました。ほんとに色々やるんです。無いから作ったというキャリパーはヤフ○クで落札したフェラーリの物。昨年、岡山国際サーキットのロードスターチャレンジカップ覇者の貫禄でMR300の安藤さん(中部・K-ENG*CRG)と 1ミスが命取りの熾烈な戦いを展開。排気量が倍の車輌と互角に渡り合えるなんて、車の特性と違いを知り尽くしているからこそ。三田の怪人、やっぱ、只者じゃありません。

■SR(すーぱーへんたい)

練習中にクラッチとミッションが同時に逝った人、ハコ換え中の人、仕事が忙しすぎてモチベーションが保てない人、で休戦中のオンパレード。
石を投げればへんんたいに当たると言われたUNICORSEピットも今回は50歳目前のロックなヲジコルセ2人だけ。ご老体、翌日はちゃんと仕事ができたのでしょうか？

★嵯峨　正人　156 V6/3.2(CarNo.16) 1ヒート目：クラス2位・総合2位(17位スタート) 2ヒート目：クラス3位・総合3位(リバースグリッド2位スタート) 遠征組の方が台数が多い今回のSR。「ホームチームの頂点を二人で守らなければ！」というプレッシャーからか、予選でタイムを計らずしてコースoffしたり、タイヤの熱入れでタコ踊りしたり、グリッドを間違えて並んでしまったり、と色々やりました^O^1Hの最後尾スタートから怒濤の追い上げ、最終ラップ、バックストレートエンドで激しいブレーキングバトルの末、2位奪還。堅敵の上松さん(関東・スティーレ)とのバトルが秀逸でした。 2Hではマシンの調子が悪く上松さんから少しずつ離されていくも、車を労りながら3位で完走。表彰台を死守で、ひと安心。お疲れ様でした！+おめでとうございます！ SRの中で唯一吊しのエンジン(ノーマル)ですが男前脚の効果は絶大なものがあったようです。


★MURASAKA　156 V6/3.2改(CarNo.2) 1ヒート目：クラス1位・総合1位 2ヒート目：クラス1位・総合1位(リバースグリッド3位スタート) 1週間前の練習会での配線系トラブルが発生。右コーナーだけガソリンの供給がカットされてしまったり、ハザードが高速点滅になったり、ワイパーが突然動かなくなったり。原因を突き止める前にレース当日になってしまった訳ですが、ま、そんなことは感じさせない余裕の走りで総合優勝でした。ライバル小西さん(九州・K-2 Sports)が欠場の為、ポール・ポジション、ファステスト、優勝の3拍子を揃えました。おめでとうございます！


■レースリザルト 1)レースA　予選 2)レースA　1ヒート決勝 3)レースA　2ヒート決勝 4)レースB　予選 5)レースB　1ヒート決勝 6)レースB　2ヒート決勝【寄稿　ゆか選手】